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  在职硕士

 

日语笔译实务(三级)
模拟试题二

 

问题一 日译中
今日は島崎藤村の『破戒』について話したいと思いますが、この作品を呼んでいく前に、作品の舞台となった信州、現在の長野県について、まず簡単に紹介しておきたいと思います。

さて島崎藤村は明治5年、長野県に西築摩郡神坂村字馬籠というところに旧家の四男として生まれました。つまり藤村は信州の生まれなんです。

さらに藤村は明治32年、小諸義塾の国語、英語の教師として長野県佐久郡小諸町に赴任し、約6年そこで生活します。その間に有名な『千曲川のスケッチ』や『落梅集』など出し、盛んに文学活動を行います。

そして長野で実際に起こった事件を題材にして、藤村にとって初の長編小説となる『破戒』を書きます。晩年の大作――『夜明け前』なんかは、幕末から明治にかけての自分の家の様子を描いたものなんですね。

このように、藤村と信州はとても関わりが深い。ではその信州とはどのようなところなのでしょうか。私達日本人が信州と聞くと、まずイメージするのは「山」です。信州というところは周りを高い山々に囲まれてとても美しいところです。その美しい山を見ようと、毎年、多くの登山客が信州を訪れます。

私は父が山登りが好きだったこともあって、小さい時、信州を訪れる機会がありました。高校時代にも、夏休みに登山部の合宿で行きました。夕日に映える赤い雪渓は本当にきれいでした。

また信州は海抜の高いところにありますから、当然真夏でも涼しく、日本でも有数の避暑地になっています。若い女性が楽しそうにテニスをする姿を見て、私達登山部の汚らしい男どもは、5分でいいから、あんな女の子とテニスをしてみたいなぁと思ったものです。

1週間の合宿を終え、私たちは信州を後にしましたが、本当に名残惜しい気持ちになりました。山が好きな私たちは、将来、こんなところで暮らしたいとも思いました。

しかし観光やレジャーで一時的に滞在するのと、ずっと住むのとはもちろん違います。しかも明治時代に信州で暮らすということは一体どういうことなのか、高校生にはまだ分かろうはずもありません。

さっき話したように信州は高い山に囲まれています。山ばっかりなんですね。景色としてはいいんですが、生活の場所として困ります。田んぼや畑が少ないからです。農業の生産力が低くて貧しいんですね。今でこそ信州はレタスなどの高原野菜やリンゴの産地として知られていますが、当時はそんな洒落たものはありません。

昭和の始めに、多くの長野県人が今の中国東北部に渡りました。そして多くの人が命を落としました。そんな危険な、見知らぬ土地になぜ行くのか。やはり土地が欲しかったのでしょう。それほど貧しいところなんです。

それから、山ばっかりだということは、他地域との交流を難しくします。ですから信州の人は封鎖的、保守的になりやすいでしょうね。

もっとも信州は完全に閉ざされた陸の孤島、信州の人がちがちの保守かというと、そういうわけでもありません。信州には街道が通っていて、大名が通るし、買うk地の産物も一応運ばれてくる。同時に情報なんかもわりに入ってくる。

当時に知識層や指導者層、つまり藤村の実家なんかまさにそれなんですが、そうした層は新しい情報をほかの人よりいち早く確実にキャッチして、閉ざされたところにいるわりには外の新しいものを知っていた。そして新しいものに対して旧いものを守ろうします。

しかし一旦新しいものを吸収してしまうと、周囲の古いものがいやになってしまう人もいる。『破戒』の主人公なんかそうですね、旧い戒めを守ろうとする一方で、外からの新しい思想に惹かれていく。そうした心の葛藤が『破戒』の中には随所に見ることができるように思います。

 

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